コンクリートエックス線検査
【コンクリートエックス線検査のイメージ】
コンクリートエックス線検査について
コンクリートエックス線検査とは、建物の一部を壊さなくてもエックス線でコンクリート内部の構造を詳細に確認することができる検査です。
この検査により、ビル・マンション・銀行・情報センター・学校・病院・公共施設などで既存の設備配管、鉄筋構造、電線を損傷及び切断することなく工事を施工することが可能になります。
近年のリニューアル工事は、建物を利用しながらの「居ながら工事」が多い。
したがって、いかに建物の機能を生かしたまま居住者に迷惑を掛けないで工事を行うかが重要なポイントとなり、徹底したリスク管理も必要となります。
そこで、リニューアル工事で発生する「コアボーリング工事」「はつり工事」のリスク管理の一つとして、エックス線によるコンクリート内埋設物探査が必要となります。
この現場は、給水管を新たに配管するため壁面に口径Φ32のコア穿孔をする工事でした。
コア作業をする前にエックス線検査をしたところ、わずか150×200mmの範囲に電気配管が3本確認できます。
有効範囲と確実な判定によりコア穿孔位置の移動を提案し、電気配線を切断することなく無事作業を終えました。